1月20日、ニチリン(5184)の株価は、一時前日比45円高(+1.29%)高の3,530円と、2023年12月6日につけた3,510円以来、約1か月半振りに上場来最高値更新したのである。
ニチリンの株価は2022年1月を底にジワジワと上昇、2023年11月10日、ニチリンからから2023年12月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されると、その翌営業日(13日)には一時3,400円と上場来最高値に迫る上昇振りを見せたのである。その後は一進一退を続けていたが、12月1日、6年振りに上場来最高値更新したのである。さらに、12月5日、6日と上場来更新したが、その後は配当・株主優待の期末権利日である12月末を目前にしても横ばい、権利落ちの12月28日は200円程度下落したのである。その後はじわりじわりと上昇し続け、1月22日、上場来新高値を更新したのである。
IR情報が無い中、12月期末の権利日を通過したにもかかわらず、株価が上昇し続けている理由を強いてあげるなら、新NISA口座による高配当・1年後の株主優待狙いくらいしないのである。
同様に、12月期決算のヒューリックが、1月9日以降連日のように昨年来最高値を更新しているのも、同じ理由なのかもしれないのである。