3月18日、立花エレテックの株価は、一時前日比55円高(+1.67%)の3,355円と、1月17日に付けた3,310円以来2ヶ月ぶりに上場来最高値更新したのである。そして、翌19日も3,405円と、2日連続上場来最高値更新したのである。
立花エレテックの株価は、上場来最高値更新した2023年6月22日以降、2,600円から2,900円のボックス相場だったが、2024年1月15日、突然前日比361円高(+12.47%)と急騰し、1月17日3,310円と再び上場来最高値更新したのである。その後、2月8日、立花エレテックから、好調な2024年3月期第3四半期決算短信が発表されたものの、通期業績予想や配当予想の上方修正はなく、株価も反応薄だったのである。直近IR情報の開示があったわけではないので、上場来最高値更新の直接的な理由は不明であるが、3月18日発売された会社四季報から引用すると「FAシステムは半導体製造装置中心に産機向け着実。半導体は供給不足解消。ただ営業経費増で横ばい圏。25年3月期は半導体製造装置向けFAシステム堅調。だが半導体は車載用苦戦。営業益後退。」というコメントでは弱く、あとは3月末の配当と株主優待狙いなのかもしれないのである。