11月25日、オートバックスセブン(9832)から、2025年3月期第2四半期の株主優待と配当(30円)が届いたのである。オートバックスセブンの株主優待は、次のとおり3月・9月末、保有株数、保有期間に応じてオートバックスグループ限定Vポイントなのである。今回は従来のオートバックスグループギフトカードから変更され、初めてのVポイントなのである。因みに投資効率から言えば、保有期間3年未満は株数に単純比例してVポイントが増えるが、保有期間3年以上の場合は1,000株以上保有するのが最も投資効率が良いのである。
オートバックスグループ限定Vポイントの使い方は、非会員の場合オートバックスアプリをダウンロードして会員登録をし、Vポイントとの連携(V会員番号を紐づけ)をしなければならないのである。ご主人は、Vポイントと連携済みなので、アプリで株主優待申し込みから始めるのであるが、その前に、次のとおり申し込みに必要な項目(株主番号、名前、郵便番号、パスコード)を用意するのである。
次の「株主優待申し込みのご入力」とおり、アプリの画面左上のメニューから、「株主優待申込」画面に沿って、株主番号、名前、郵便番号、パスコードを入力すれば完了し、4日後にはVポイントが付与されるのである。注意点は、株主優待の申込期限は翌年2月末、付与されたVポイントの有効期限が付与日の1年後の月末なのである。
また、家族それぞれの名義で株式を保有している場合、1人のアプリに名義ごとに株主優待申込をすれば、Vポイントを合算できるのである。つまり、オートバックス会員以外の名義の株主優待でもVポイントが付与されるのである。詳しくは「株主優待制度に関するご質問」(https://www.autobacs.co.jp/ja/ir/stock/benefit.html)を見るのである。因みに、従来の株主優待はオートバックスグループギフトカードなので金券ショップに売却していた多数の株主がいたが、Vポイントの株主優待申込の際に必要な株主番号、名前および郵便番号という個人情報を付して売却しなければならないので、金券ショップへの売却が減少する可能性があるのである。
10月31日に発表された2025年3月期第2四半期決算短信によれば、売上高1,102億円(前年同期比1.4%減)、営業利益2,510百万円(同27.3%減)、経常利益2,706百万円(同20.4%減)、純利益1,638百万円(同68.1%減)、1株当たり利益20.98円(前年同期65.93円)と減収・減益、配当は前年同期と同じ30円なのである。低調な業績の背景には、フランスの店舗閉鎖、子会社の譲渡による売上高の減少、前期に発生した譲渡益約39億円(子会社の株式会社オートバックス・ディーラーグループ・ホールディングスを通じて保有する、株式会社アウトプラッツおよび株式会社モトーレン栃木の全株式について、株式会社アウトプラッツを双日株式会社、株式会社モトーレン栃木を株式会社茨日ホールディングへそれぞれ譲渡)の剥落などによるものである。
2024年3月期通期業績予想について、売上高2,403億円(前期比4.5%増)、営業利益120億円(同49.8%増)、経常利益125億円(同54.4%増)、純利益77億円(同321.2%増)、1株当たり利益98.23円には修正はなく、配当予想60円(期末30円)、配当性向60.7%が見込まれているのである。