GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

外食産業はコロナ禍で散々な決算なのである(2月期決算)

 2021年2月期決算が出揃ったところであるが、コロナ禍が本格化したのが2020年3月ということで、この1年間コロナ禍に苦しめられた1年の決算なのである。そして2月期決算と言えば小売、外食が多いのであるが、ご主人のポートフォリオのうち、コロナ禍に苦しめられた6つの外食について総括するのである。6つの外食は、Jグループホールディングス(証券コード3063)、SFPホールディングス(証券コード3198)、クリエイト・レストランツ・ホールディングス(証券コード3387)、コメダホールディングス証券コード3543)、リンガーハット証券コード8200)、吉野家ホールディングス証券コード9861)なのである。

 コロナ禍、減益・減配で踏みとどまったのはコメダホールディングスのみで、あとの5社は赤字・無配に転落するほどコロナ禍による休業・時短による影響が大きかったのである。コメダホールディングスが健闘した理由について、ご主人の推測では、郊外型、ロードサイド型店舗が多くテレワークや商業施設の休業の影響が比較的小さかったこと、早朝から営業しており夜間営業の比重が低く時短の影響が比較的小さかったこと、FC店がほとんどのため臨機応変の対応ができたことがあげられるのである。ただ幸いなことに、ご主人のポートフォリオでは、この6社を含め外食銘柄は時価ベースで約9%と比重が低いので、大きな影響を受けていないのである。

 そして2022年2月期業績予想は、コメダホールディングスのみコロナ禍以前に近い水準に戻るが、あとの5社はコロナ禍対策を種々講じても苦戦模様で、業績予想が未定はJグループホールディングス、僅かな黒字・配当未定がSFPホールディングス、クリエイト・レストランツ・ホールディングス、吉野家の3社、黒字・復配がリンガーハットとなっているのである。しかしながら、間もなく3回目の緊急事態宣言が出される見込みであり、ワクチン接種が計画どおり進まない現状では、ご主人は業績予想が下振れするリスクもありうると考えているのである。

 因みに、10ヶ月コロナ禍の影響を受けた2020年12月期決算の3社、ホットランド証券コード3196)、すかいらーくホールディングス(証券コード3197)、ロイヤルホールディングス証券コード8179)は、いずれも赤字・無配と散々たる決算だったのである。

イオンから株主優待返金引換証が届いたのである

 イオン(証券コード8267)から、2020年9月~2021年2月までの株主優待返金(キャッシュバック)引換証が届いたのである。この期間のご主人のイオングループでの購入総額は95,245円、100株保有なので返金率3%で、返金額は2,874円なのである。正確に言えば、会計毎に購入金額の3%で1円未満は切上げのため、購入総額の3%よりは少し多い金額となっているのである。因みに、その前の期(2020年3月~8月)の購入総額は98,305円、返金額は2,968円なのである。ご主人の買物はざっくり言って1年で約19万円、返金は約5,700円、そしてご主人はイオンの株を1,240円と割安な時に購入しているので、投資利回りは(返金5,700円+配当3,600円)/124,000円=7.5%と高い数字なのである。

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OWENER’S CARD 第71回株主優待返金引換証

 最後に、念のため、イオンの株主優待のうちキャッシュバックについて再確認なのである。2月末、8月末、新規株主に、株主本人カード・家族カード各1枚のイオンオーナーズカードが発行されるのである。買物時にイオンオーナーズカードを提示すれば、保有株に応じた返金率(100株 3%、500株 4%、1,000株 5%、3,000株 7%)でキャッシュバック(半年の買物金額の上限は100万円)がある。このキャッシュバックはイオンだけでなく、全国各地のイオングループのスーパーマーケット(マックスバリュ、サ・ビッグ、KOHYO、マルナカ、ピーコック、アコレ、まいばすけっとダイエーグルメシティなど)も対象となっているのである。この他のイオンの株主優待の詳細は2020年5月20日を見て欲しいのである。

吉野家ホールディングスから大赤字の2021年2月期決算短信が発表されたのである

 4月13日、吉野家ホールディングス(証券コード9861)から、2021年2月期決算短信が発表されたのである。売上高1,703億円(前期比21.2%減)、営業損失53億円(前期営業利益39億円)、経常損失19億円(前期経常利益33億円)、純損失75億円(前期純利益7億円)、そして無配(前期20円)と、コロナ禍による休業・時短の影響が非常に大きいものであったのである。とは言え手をこまねいているわけではなく、テイクアウト・デリバリーの強化、各種キャンペーンの実施、賃料減額交渉、管理可能経費の削減などに努め、また、2021年2月には海鮮三崎港、すし三崎丸、すし三崎港をチェーン展開している京樽の全株式のスシローグローバルホールディングス証券コード3563)へ譲渡するなど、いろいろ手を尽くしているのである。

 2022年2月期業績予想は、売上高1,551億円(前期比9.0%減)、営業利益27億円、経常利益52億円、純利益20億円と減収ではあるが黒字を確保できる見通しなのであるが、配当予想は未定なのである。

 最後に、ご主人が決算説明書の中で面白いと思ったのは、吉野家が来店した客に「いらっしゃいませ」と声をかけるのをやめたことなのである。「いらっしゃいませ」に変わって登場したのは、「おはようございます」や「こんにちは」といったあいさつだそうである。改訂を発案した吉野家ホールディングスの河村泰貴社長は、「『いらっしゃいませ』はお客さんが返事のしようがないが、『こんにちは』だと返事をしやすい。そこで会話が生まれることもある。」と狙いを話しているのである。女性客の開拓を狙って、コンセント付きのテーブル席や、セルフ式のコーヒーマシンを置いたのが特徴の新型店「クッキング&コンフォート」の出店に併せて改訂したそうである。

 ご主人は、形も中身も変わることができる吉野家は、近い将来復活すると信じているのである。

サイゼリヤから2021年8月期業績予想の上方修正が発表されたのである

 4月14日、サイゼリヤ証券コード7581)から2021年8月期業績予想の上方修正が発表されたのである。売上高1,325億円(前期比4.5%増)、営業損失7億円(前期損失38億円)、経常利益30億円(前期損失20億円)、純利益10億円(前期損失34億円)と発表したのである。2度目の緊急事態宣言の発令による営業時間の短縮要請が影響し、売上高は従来予想から25億円下振れるが、店舗での人件費や水道光熱費の削減などが寄与し営業損益は従来予想から3億円上回る見込み、また、家賃、食材費などのコスト削減、国内外の政府の支援金が寄与し、店舗にかかる減損損失の計上も想定より減少する見込みのため、純損益は純損失36億円の従来予想から一転純益10億円の見通しなのである。

 同日発表された2021年8月期第2四半期決算短信によれば、売上高が628億円(前年同期比18.3%減)、純損失は5億円(前年同期は純利益22億円)だったのである。売上高は従来予想より約24億円下回ったが、海外でも政府などからの支援金を受け営業損益から最終損益までは従来予想より上振れたのである。

 これらの発表を受け、翌15日のサイゼリヤの株価終値は137円高の2,366円、さらに16日は66円高の2,432円と上昇したのである。

コメダホールディングスから2021年2月期決算短信が発表されたのである

 4月14日、コメダ珈琲店を展開しているコメダホールディングス証券コード3543)から、減益減配の少々苦戦した2021年2月期決算短信が発表されたのである。売上収益は288億円(前期比7.6%減)、営業利益は55億円(前期比30.0%減)、税引前利益は53億円(前期比30.7%減)、純利益は35億円(前期比33.2%減)、配当39円(前期51円)と、コロナ禍、苦戦はしたものの踏ん張ったと言えるのである。減益要因は、新型コロナウイルス感染症拡大に関連したFC加盟店に対する営業支援や都市部の一部の直営店舗に関する減損損失を計上した結果であり、減益・減配に踏みとどまったのは、郊外型、ロードサイド型の店舗が多い点が挙げられるのである。

 2022年2月期業績予想は、売上収益329億円(前期比14.2%増)、営業利益同72億円(同31.6%増)、経常利益71億円(同31.7%増)、純利益は48億円(同35.1%増)と前期比では増収増益となるものの、純利益は新型コロナの影響が本格化する前の2020年2月期を下回り、完全回復とまではいかないが、配当は51円と2020年2月期と同額となる見通しなのである。

サンマルクカフェアプリのポイントシステムが4月から変更になったのである

 昨日のご主人の昼ご飯は、4月サンマルクカフェアプリのポイントシステムが変更になってから、初めてのサンマルクカフェのバリューランチセットなのである。サンドイッチ350円、チョコ黒190円、コーヒーS230円、計770円がサンドイッチセットで590円なので180円のお得なのである。次に株主優待カードの20%引きで472円なので118円のお得、さらにアプリの100円引きクーポンを使って372円を、3月の超PayPay祭りでゲットしたボーナスで支払いなのである。ゲットしたポイントは、JREポイント3ポイント、アプリポイント6ポイント、PayPayボーナス1円なのである。お得に聡いご主人のポイント三昧なのである。

 4月からの新しいポイントシステムは、購入金額100円につき2ポイント(100円未満は切捨)、50ポイントで100円引きクーポンのみと交換できるのである。つまり1ポイントが2円相当なので、購入金額100円につき4円相当の価値があるのである。ポイントの有効期限は貯める都度1年間更新されるのである。

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サンマルクカフェアプリの新ポイントシステム

 従来のサンマルクカフェアプリは、簡単に言えば、値段に関係なく購入した商品の点数がポイントになり、20ポイントでコーヒー1杯無料クーポンが貰えるのである。例えば、コーヒーを20杯購入すれば1杯無料になるということは、ポイントは5%相当の価値なのである。もっと言えば、株主優待カードを使って20%引きで購入すれば、1/20×0.8=6.25%のお得だったのである。

 新旧のポイントシステムとは単純に比較できないが、大雑把に言えばコーヒーより高額な商品を購入していた人には若干の改善、コーヒー以下の安い商品を購入していた人には少々改悪なのである。株主優待カードを使う人にはとっては明らかに改悪なのである。なお、サンマルクカフェアプリのポイントは、JR東日本の駅ビル内のサンマルクカフェではJREポイントとは併用できるが、Dポイントと楽天ポイント(いずれも200円で1ポイント)は併用できないので、通常時はアプリのポイントがお得なのである。また、アプリ不定期ではあるが割引クーポンが配信されることもあり、今回利用した100円引きクーポン(4月25日期限)は、アプリのポイントシステム変更に伴い配信されたものなので、ご主人は、従来からアプリを利用している人に対する迷惑料みたいなものと推測しているのである。

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サンマルクカフェアプリの100円引きクーポン

 

リンガーハットから期間限定のほたてとあさりのちゃんぽんが販売されたのである

 4月12日、リンガーハット証券コード8200)から期間限定のほたてとあさりのちゃんぽん(レギュラー・スモールの2種類)が販売されたので、ご主人は昨日食べに出かけたのである。リンガーハットのHPでは、「青森県産のほたてとあさりをバターで焼き上げた一品。ほたての焼いた面はカリっと香ばしく、身はジューシーで甘みがあるのが特徴です。あさりとバターの相性も抜群です!野菜と貝類の旨味がスープに溶け込み、三重県産のあおさをトッピングすることで磯の香りも楽しめます。」と宣伝しているのである。 

 この宣伝文句を事前に読んでいなければ、海鮮(ほたて、あさり、あおさ)ちゃんぽんということで、普通に美味しいで終わった気がするが、宣伝文句と少々乖離しているので、これでよいのかと・・・。ポスターと実物の写真を見比べても分かるとおり、ほたてはバターで焼き上げたとは思えないくらい変色もないのである。また、バター風味も弱く、カリッと香ばしさはまったくなく、さらに、あおさも少ないので磯の香りも弱いのである。リンガーハットは、過去に期間限定あさりちゃんぽんを何回も販売しているのであるが、ご主人の記憶ではほたてを使ったちゃんぽんは無いので、そう言う意味では挑戦したメニューだとは思うが、宣伝文句に違和感のある出来映えと言わざるを得ないのである。

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店頭ポスター

 

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ほたてとあさりのちゃんぽん

 ほたてとあさりのちゃんぽん(レギュラー)の値段は税込890円、ご主人はいつもどおりの株主優待券にジェフグルメカードを足しての支払いなのである。因みに、スモールは税込690円なのである。

 最後に、4月14日、リンガーハットから2021年2月期決算短信が発表されたのである。近年のショッピングセンターのフードコートへの出店攻勢が、コロナ禍、裏目にでてしまったため、売上高340億円(前期比28%減)、営業損失54億円、経常損失55億円、純損失87億円、そして無配に転落と、大苦戦の1年となったのである。2022年2月期業績予想は売上高370億円、営業利益4億円、経常利益14億円、純利益8億円(1株当たり純利益32.13円)、配当予想は10円と復活が期待されているのである。