ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(証券コード3278)は、住居(賃貸住宅)とヘルスケア施設(介護施設)メインとする複合型のリートなのである。歴史的には住居型リートであったケネディクス・レジデンシャル投資法人とヘルスケア施設型のジャパン・シニアリビング投資法人2018年3月に合併してできた投資法人なのである。
4月12日、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人から、2021年1月期の分配金4,066円/口が入金されたのである。2つのリートが合併した2018年3月以降の分配金の推移を見ると、
2018年7月 4,026円 2019年1月 4,039円 2019年7月 4,063円
2020年1月 4,064円 2020年7月 4,065円 2021年1月 4,066円
と、コロナ禍においても稼働率は高く極めて安定しているのである。いわゆる端境期である1月/7月決算期のリートであること、住居型、ヘルスケア施設型は景気変動を受けにくく安定して稼働しているところを、ご主人は非常にありがたいと思っているのである。そして、今期以降の分配金予想も、2021年7月期4,100円、2022年1月期4,101円と安定しているのである。
リートの投資口価格が全体的に上昇していること、そしてケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人の安定性も評価されたのかもしれないが、4月13日の投資口価格は212,500円と過去最高値(218,000円)に迫っているのである。因みに、2021年7月期及び2022年1月期の分配金予想は8,201円なので利回りは3.86%とだいぶ低下しているのである。
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人は投資主優待を実施しており、1口以上の保有者に対し、保有しているヘルスケア施設が実施している、無料日帰り施設見学、無料体験入居のほか、施設利用料などの割引を実施しているのである。