8月24日、丸亀製麺を運営するトリドールホールディングス(証券コード3397)の株価は終値で2,215円と、2017年12月27日につけた2,147.5円(株式分割調整済み)以来、4年振りに上場来最高値を更新したのである。8月12日、2022年2月期通期業績予想の上方修正と配当予想が発表された以降、徐々に株価は上昇し、遂に上場来最高値を更新したのである。
上場来最高値更新の背景には、テイクアウトのうどん弁当の売上げが好調ということもあり、2022年3月期の業績予想は、コロナ禍前の2020年3月期の業績と比較すると、売上高は若干下回るが利益はいずれも上回り、ほぼコロナ禍以前の水準に戻る見込みとなったこと、9月の株主優待が近づいたことが挙げられるのである。とは言え、それだけでは十分な理由とは言いがたく、ご主人は、他の外食と比較し相対的に復調が早いというのが大きなポイントで、他の銘柄から資金がシフトしてきたのではないかと思っているのである。