4月7日、USEN-NEXTホールディングスは、毎年2月末日を基準日とするポイント進呈型の株主優待制度「USEN-NEXT HOLDINGS プレミアム優待倶楽部」について、次回基準日(2023年2月末日)から、次のとおり提供条件の一部変更を発表したのである。
変更目的について、USEN-NEXTホールディングスは、「より多くの株主様に当社株式を長期的に保有していただくことを目的としております。」とあっさり説明しているが、本音は、継続保有条件により株主優待を狙ったクロス取引を防ぐことと、任意の日に設定する株主名簿により貸株を減らすこと(信用売りを減らす)により、株価の安定をめざしているのである。いずれにしても、配当・株主優待重視、長期保有方針のご主人には関係のない変更なのであるが、翌4月8日の株価は大きく下落し、値下がり率-11.97%(-302円)は全銘柄中第1位なのである。ということは、プレミアム優待倶楽部目当てのクロス取引をしている人がかなりいるということの証左なのである。
なお、毎年2月末日および8月末日の年2回を基準日としている株主優待(コンテンツ配信サービス「U-NEXT」)については、従来からの変更はないのである。