ご主人の主目標である年間500万円の配当について、7月末現在、今年の実績と配当予想を合算すると517万円(前月比+6万円)となり、3年振りに500万円を突破する見込みなのである。配当額の増加は、FPGの増配(7148)、アビスト(6087)300株追加購入、5月期決算のアクティビア・プロパティーズ投資法人とタカラレーベン・インフラ投資法人が配当予想よりも少々増配となったのが主な要因なのである。アビストについては、株主優待の拡充(プレミアム優待倶楽部の導入)があり、現在の200株から300株買増しするとプレミアム優待倶楽部30,000ポイントと配当30,600円が増える点に着目した買いなのである。なお、配当予想を未定としている企業もあるので、もう少し上振れするかもしれないが、ウクライナ戦争、対ロシア経済制裁、米中対立、原油高、資源高、食料高、インフレ、利上げ、景気後退、円安、コロナ第7波など、懸念材料は数多くあり、まだまだ楽観できる状況ではないのである。
7月29日現在のポートフォリオ時価総額は1.91億円(前月比+3.68%)とやや回復したものの、TOPIX(+3.71%)と日経平均株価(+5.34%)、いずれをも下回り、イマイチな7月だったのである。また、2021年末比でも-9.83%と、まだまだ苦戦しているのである。プラス要因は、コロナ禍で苦戦していたリース業、外食の復調傾向が続き、上半期-63.04%と大きく下落したベネフィット・ワンが漸く底入れ反転したのが挙げられ、年初来高値更新(三機工業、すかいらーくホールディングス、SFPホールディングス、クリエイト・レストランツ・ホールディングス、セントラルスポーツ、ノエビアホールディングス、FPG、GSIクレオス、ケーヨー、リンガーハット、三菱HCキャピタル、ソフトバンク、ヤマダホールディングス、吉野家ホールディングス、王将フードサービス、キーコーヒー、モスフードサービス、スターツプロシード投資法人)が続出しているのも良い傾向なのである。マイナス要因は、第1四半期決算短信が低調だったトーメンデバイス(2737)、7月決算期の権利落ちのスターアジア投資法人(3468)とサムティレジデンシャル投資法人(3459)(公募増資もあった)、不可解な動き(6月末権利日が過ぎた6月30日に急騰し、その後急落)のロイヤルホールディングス(8179)が挙げられるのである。
時価総額ベスト5
1位 ベネフィット・ワン 組入比率 10.8% 騰落率 +17.71%
2位 共立メンテナンス 組入比率 8.3% 騰落率 +0.79%
3位 さわかみファンド 組入比率 8.2% 騰落率 +4.82%
4位 ノエビアホールディングス 組入比率 6.2% 騰落率 +2.43%
5位 タカラレーベン不動産投資法人 組入比率 5.5% 騰落率 -1.11%
騰落率ベスト5
1位 ベネフィット・ワン +17.71%
2位 FPG +14.13%
3位 イオン +13.81%
4位 トリドールホールディングス +11.62%
5位 ジャパンインベストメントアドバイザー +9.18%
騰落率ワースト5
1位 ロイヤルホールディングス -9.81%
2位 サムティレジデンシャル投資法人 -6.41%
3位 スターアジア投資法人 -3.09%
4位 イオン北海道 -2.85%
5位 トーメンデバイス -2.18%
ということで、7月末現在、主目標である年間配当500万円は十分達成可能なことから、無闇に投資額を増やさず、引続き株主優待と高配当を重視し、割安(投資利回りが高い)な銘柄があれば入れ替える程度の地味なポートフォリオ管理を続けて行くのである。