4月7日、ジェイグループホールディングス(3063)から、大苦戦の2023年2月期決算短信が発表されたのである。売上高8,013百万円(前期比70.4%増)、営業損失1,032百万円(前期営業損失1,888百万円)、経常損失901百万円(前期経常損失1,900百万円)、純損失549百万円(前期純損失602百万円)、1株当たり利益-57.70円(前期-63.31円)と、前期に比し赤字幅は減少したものの依然大苦戦が続いており、配当は無配(前期無配円)なのである。
大苦戦の要因は、「食材の仕入価格や光熱費、人件費等の高騰に加え、コロナ禍におけるライフスタイルの変化によって、大人数の宴会需要や夜間の利用客が減少」による営業赤字、金利スワップ評価益146百万円、為替差益32百万円、臨時休業や営業時間の短縮等の休業協力金及び雇用調整助成金等の助成金による収入684百万円などの利益があったものの、店舗閉鎖損失71百万円、コロナ禍による臨時休業・営業時間短縮などにより120百万円の減損損失などを計上したためである、4期連続の純損失を計上することになったのである。
2024年2月期については、「引き続き店舗ポートフォリオの見直しを実施し収益改善を今後も進めてまいります。特に既存店舗の収益改善のためのブランド強化や店舗のリニューアル等を実施し収益力のある店舗を増やしてまいります。」と説明しているが、通期業績予想は、9,485百万円(前期比18.4%増)、営業利益121百万円、経常利益58百万円、純利益27百万円、1株当たり利益2.34円とかろうじて黒字化、そして配当予想は未定と、引続き苦戦が見込まれているのである。