株式会社ガイア及びその関連会社6社が、2023年10月30日付で東京地方裁判所へ民事再生手続開始の申立を行ったことが、負債総額約1,133億円と巨額ということもあり大きなニュースとなったが、ご主人はパチンコということで関係ないと思っていたところ、リコーリースとNECキャピタルソリューションが大いに関係していることが判明して驚いたのである。
10月31日、リコーリース(8566)から、株式会社ガイア及びその関連会社2社に対する債権約54億円が取立不能又は取立遅延のおそれが生じたことが公表されたのである。
また、同日、NECキャピタルソリューション(8793)から、株式会社ガイアの民事再生手続開始の申立てが判明したことに伴い、2023年10月30日に公表した2024年3月期第2四半期決算短信の修正を行う旨が公表されたのである。その修正内容は、「およそ8億円の貸倒引当繰入額の計上を見込んでおります」とのことなのである。
両社とも、回収できない債権が事業に大きな影響を与えるレベルではないことから、2024年3月期通期業績見通し、中間配当および期末配当予想に変更はない旨を合わせて公表しており、取り敢えず一安心なのである。