GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

リコーリース 祝! 上場来最高値更新

 12月4日、リコーリース(8566)から、2024年3月期第2四半期の中間配当(75円)と事業報告が届いたのである。

 9月14日、リコーリースの株価は、後場に前日比80円高(+1.77%)の4,600円と、2020年1月23日につけた4,585円以来、3年8ヶ月ぶりに上場来最高値更新し、さらに9月15日、19日、20日と4日連続上場来最高値更新したのである。10月31日、リコーリースから、株式会社ガイア及びその関連会社2社に対する債権約54億円が取立不能又は取立遅延のおそれが生じたことが公表されたのである。配当予想に修正は無いものの、このような情報開示があれば株価が下落しそうであるが、その後も一進一退状態が続いていたところ、特に材料もないのに、11月28日、4,705円と再度上場来最高値更新、12月1日(4,730円)、4日(4,735円)、5日(4,770円)と3日連続上場来最高値更新したのである。

リコーリース 祝! 上場来最高値更新

 ということで、上場来最高値更新の材料を挙げるならば、同じリース業のみずほリースが、11月8日に株主優待の廃止を発表したことから、同じQUOカード株主優待を実施しているリコーリースにシフトした可能性が考えられるのである。また、10月31日に第2四半期決算短信と同時に公表された「2024年3月期(2023年度)第2四半期決算概要」の20ページに、株主還元基本方針の見直しについての言及があるのである。これまで「中長期的に安定した株主還元を基本方針とし、持続的な成長と適正な資本構成及び財務体質の強化を図りながら、着実に株主還元を進める。中計目標(26/3期)として配当性向35%を目指す。」であったが、今後は「配当の累進性と業界トップクラスの還元水準を意識し、持続的な成長と適正な資本構成及び財務体質の強化を図り、株主還元の拡充を目指す。配当性向は26/3期に40%以上、30/3期に50%を目安とする。」とされたのである(事業報告にも同じ記載あり)。配当性向は、2023年3月期の実績が30.1%、今後の予想は2024年3月期32.1%、2026年3月期40%、2030年3月期50%なので、年に2~3%配当性向が上昇することを表明したことになり、この点が評価されたのかもしれないのである。2024年3月期の1株当たり利益(予想)は467.16円、配当予想150円、仮に2030年3月期も同程度の1株当たり利益と低めに想定しても、配当は235円程度が見込まれ、6年で85円も増配となるという予測なのである。

2024年3月期第2四半期の事業報告