GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

2023年日経平均株価予想を検証するのである

 12月になると、多くの雑誌が翌年の経済情勢、政治情勢、株価、ヒット商品などを予想した特集を組んでいるのである。しかし、どの雑誌も1年後に検証しているのを見たことがないのである(検証している雑誌があるが気がついていなだけかもしれない)。ということで、ということで、昨日は12月29日、株式市場は大納会、2023年の最後の取引日なので、2022年12月に発売された月刊ダイヤモンド・ザイ2023年2月号が特集した、プロ100人による2023年の日経平均株価予想をトロが検証するのである。

 特集の内容は、プロ100人が最高値・最安値を時期と併せて予想したものなのである。最高値予想の最高は38,000円が2人、最高値予想の最低は27,000円が1人、27,500円が1人、最高値予想の平均は31,253円、最高値予想の時期は12月と1月が多かったのである。最安値予想の最高は29,000円が2人、28,500円が2人、最安値予想の最低は17,500円が1人、19,000円が1人、最安値予想の平均は25,634円、最安値予想の時期は2月と3月が多かったのである。特集については、ダイヤモンド・ザイONLINE(https://dfinance.ismcdn.jp/zai/mwimgs/c/5/-/img_c5cf39bc5c512d451c7b22a9e68473031718182.jpg)を見て欲しいのである。

 ということで、2023年の日経平均株価で答え合わせをすると、1月4日25,834.93円で始まり、最安値は1月4日の25,661.89円、最高値は11月20日の33,853.46円、そして12月28日の終値は33,464.17円だったのである。1月に最安値を予想したプロは9人、うち2人は26,000円を予想してほぼ正解、1人は23,000円を予想し、6人は27,000円以上を予想していたのである。11月に最高値を予想したプロは5人、1人は32,000円、1人は35,000円を予想したのがまあ近いが、あとは29,000円が1人、37,500円が2人なのである。つまり、月刊ダイヤモンド・ザイ編集部が取材したプロ100人の予想といえどもほぼ正解は1%、99%が外しているということなのである。因みに、2022年を検証した結果も同じで、ほぼ正解は1%、99%が外しているということなのである。

 更に、時期に関係なく日経平均株価の最高値の予想という視点から見ると、34,000円が3人、33,000円4人が近い予想であったが、34,000円を超える予想は4人、予想平均31,253円は実際より2,600円ほど低く、全体的に弱気な予想だったと言えるのである。逆に、日経平均株価の最安値の予想は、25,000円~26,000円を予想したプロが31人もいたことから、最安値はレンジ幅が限られるので予想しやすいとも言え、しかも最安値予想平均は25,634円と実際とほぼ同じ水準だったのである。プロによる日経平均株価予想といっても、時期・水準を的中させることはなかなか困難であるということで、プロの予想といえども鵜呑みにするのは危険、特に高値の予想は難しいということかもしれないのである。

 因みに、ご主人は23,000円~29,000円のボックス相場で推移すると予想していたので、2023年は大きく外してしまったと言えるのである。