GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

2022年日経平均株価予想を検証するのである

 12月になると、多くの雑誌が翌年の経済情勢、政治情勢、株価、ヒット商品などを予想した特集を組んでいるのである。しかし、どの雑誌も1年後に検証しているのを見たことがないのである(検証している雑誌があるが気がついていなだけかもしれない)。ということで、今日は12月28日、株式市場は明後日が大納会ということで、株式の権利ベースでは今日が2022年の最後の取引日なので、2021年12月に発売された月刊ダイヤモンド・ザイ2022年2月号が特集した、プロ100人による2022年の日経平均株価予想をトロが検証するのである。

 特集の内容は、プロ100人が最高値・最安値を時期と併せて予想したものなのである。最高値予想の最高は40,000円が1人、39,000円が1人、最高値予想の最低は29,000円が1人、30,000円が4人、最高値予想の平均は32,840円、最高値予想の時期は12月と5月が多かったのである。最安値予想の最高は31,000円が2人、30,000円が1人、最安値予想の最低は23,000円が2人、24,000円が4人、最安値予想の平均は27,501円、最安値予想の時期は1月と10月が多かったのである。特集については、ダイヤモンド・ザイONLINE(https://dfinance.ismcdn.jp/zai/mwimgs/3/e/-/img_3eb9efae422ad0171520f3d0d5f92c9969460.png)を見て欲しいのである。

 ということで、2022年の日経平均株価で答え合わせをすると、1月4日29,098.41円で始まり、最高値は1月5日の29,388.16円、最安値は3月9日の24,681.74円、そして12月28日の終値は26,340.50円だったのである。1月に最高値を予想したプロは4人、うち1人は29,000円を予想したのでほぼ正解、あとは30,000円が1人、30,500円が1人、31,000円が1人なのである。3月に最安値を予想したプロは7人、うち1人は24,000円を予想してほぼ正解、あとの6人は26,000円以上を予想していたのである。つまり、月刊ダイヤモンド・ザイ編集部が取材したプロ100人の予想といえどもほぼ正解は1%、99%が外しているということなのである。

 更に、時期に関係なく日経平均株価の最高値の予想という視点から見ても、最低は29,000円が1人ということで、99人が30,000円以上、平均32,840円と実際より3,400円以上高く楽観的な予想だったと言えるのである。逆に、日経平均株価の最安値の予想は、最低は23,000円と当たらずとも遠からず、24,000円~25,000円を予想したプロが8人もいたことから、最安値はレンジ幅が限られるので予想しやすいということなのかもしれが、それでも最安値予想平均は27,501円と実際よりも2,800円以上も高いのは、やはり楽観的な予想だったと言えるのである。

 楽観的な予想が多かった理由については、2021年9月にバブル崩壊後の最高値30,795円をつけた背景に、コロナ禍対策のために実施された世界的な金融緩和による金融緩和バブルが背景にあったにもかかわらず、好調な企業業績を過大評価したことが楽観的な予想に繋がったかもしれないのである。プロによる日経平均株価予想といっても的中させることはなかなか困難であるということで、プロの予想といえども鵜呑みにするのは危険ということかもしれないのである。

 因みに、ご主人は、時期はともかく、25,000円~29,000円のボックス相場で推移すると予想していたので、概ね予想どおりなのである。