今日は2024年元旦、2023年の株式市場は12月29日で終わったということで、2023年を総括するのである。
ご主人時価総額 212百万円(前年末比+12.47%)
TOPIX 2,366.39(前年末比+25.09%)
日経平均株価 33,464.17円(前年末比+28.24%)
日本市場は、1月4日(大発会)に2023年の最安値25,661.89円をつけたあと、新型コロナの規制が徐々に解除し5月に新型コロナが5類に移行したこともあり、6月にかけて急上昇、その後はボックス相場が続き、11月20日の33,853.46円、とバブル崩壊後最高値を更新したのである。このような好調な株価の背景に、経済活動の正常化が進んだこと、インバウンド旅客の増加、金融緩和と円安の継続、コストプッシュインフレの低下、PBR改善ブーム、新NISAに向け高配当・株主優待ブームなどがあるのである。とは言え、金融緩和、円安によるところも大きく、2024年は円高傾向、日銀はゼロ金利解除、金融緩和の縮小に動くことが予想されるので、2024年は各企業の本当の実力が試される年になりそうなのである。
ご主人のポートフォリオは前年末比(以下同じ)+12.47%と上昇したが、TOPIX+25.09%、日経平均株価+28.24%には遠く及ばなかったのは、組入比率1位のベネフィット・ワン(+9.80%)、2位の共立メンテナンス(+1.53)、そしてJリート(-2.51%)が低調だったのが主因なのである。ベネフィット・ワンの+9.80%と言っても、エムスリーと第一生命ホールディングスからのTOBがきっかけで上昇したのである。
2023年のプラス要因は、経済の正常化が進み、業績が回復出した企業や増収・増益・増配の予想を出した企業を中心に大きく上昇したのである。コロナ禍の影響を強く受けていたサイゼリヤ、トリドールホールディングスなどの外食、FPG、三菱HCキャピタルなどのリース業が大きく復活し、好業績のニチリン、立花エレテック、GSIクレオス、そして株式市場が活況ということで日本取引所グループも上昇しているのである。さらに思惑買いと思われるのが、12月に急上昇したUSEN-NEXT HOLDINGSなのである。U-NEXTが海外から調達しているコンテンツの費用が円高により低減するという思惑からなのである。
マイナスの要因は、株主優待廃止の予告があったが増配が余り期待できない日本モーゲージサービス、株主優待を廃止したノエビアホールディングスは財務基盤盤石ということで配当性向100%近いため僅かな増配しか期待できないことから、いずれも株価はジリ安状態なのである。また、金利上昇による資金調達費用の増加が懸念されるJリートもジリ安状態、また、イオン株式会社、株式会社北洋銀行、株式会社北海道銀行などの大株主が保有している株式の売出しがあったイオン北海道も大きく下げたのである。
ご主人のポートフォリオの前年比は、正確な記録がある2012年以降+22.2%、13年+46.8%、14年+26.1%、15年+31.4%、16年-2.8%、17年+31.0%、18年-4.2%、19年+24.0%、20年-6.1%、21年+25.1%、22年-10.85%、23年12.47%と12年間で8勝4敗とまあまあであるが、大きなプラスと小さなマイナスの積重ねの結果が功を奏しているのである。因みに、対TOPIXでは7勝5敗、対日経平均株価では6勝6敗なのである。
そして、退職する2020年以降は年間配当500万円を目標としてきており、2019年には年間配当501万円を達成していたので楽勝と思っていたが、2020年はコロナ禍で減配・無配銘柄が続出した結果461万円、そして2021年はやや復活したものの477万円と2年連続達成できなかったのである。そして、2022年はコロナ禍の規制が徐々に解除され経済の正常化が進み、コロナ禍で苦戦した業界の回復により525万円と3年振りに500万円を超え、2023年はコロナ禍の各種規制が解除されたこともあり、546万円とさらに伸ばしたのである。
ここまでのそれなりの成功は、長年の投資方針である株主優待重視、配当重視、長期保有を実践したおかげなのである。
年間騰落率ベスト10
1位 USEN-NEXT HOLDINGS +88.17%
2位 ニチリン +84.02%
3位 サイゼリヤ +68.23%
4位 大和工業 +65.17%
5位 日本取引所グループ +57.21%
6位 立花エレテック +55.64%
7位 FPG +51.12%
8位 トリドールホールディングス +50.06%
9位 GSIクレオス +48.98%
10位 三菱HCキャピタル +45.89%
年間騰落率ワースト10
1位 日本モーゲージサービス -41.56%
2位 イオン北海道 -17.17%
4位 ノエビアホールディングス -11.23%
5位 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス -9.60%
6位 NTT都市開発リート投資法人 -9.18%
7位 GLP投資法人 -7.14%
8位 ヤマダホールディングス -6.12%
10位 白銅 -5.60%
組入比率トップ10 比率 年間騰落率
1位 ベネフィット・ワン 9.58% +9.80%
2位 共立メンテナンス 8.79% +1.53%
3位 ノエビアホールディングス 4.83% -11.23%
4位 タカラレーベン不動産投資法人 3.79% +1.41%
5位 ソフトバンク 2.90% +18.25%
6位 サムティレジデンシャル投資法人 2.89% -5.19%
7位 FPG 2.77% +51.12%
8位 スターアジア不動産投資法人 2.57% +4.35%
9位 大和工業 2.42% +65.17%
10位 三菱HCキャピタル 2.18% +45.89%