今年も確定申告の季節がやって来たのである。所得税の確定申告は例年2月16日からスタートするが、1月4日には、国税庁のHPに「令和5年分の確定申告書等作成コーナー」が開設され、税務署では還付申告の受付が始まるのである。ということで、紙の証拠書類が揃ったところで、ご主人は、還付申告の確定申告書の作成にとりかかったのである。
まずは、楽天証券の取引報告書等(電子書面)のページから、特定口座年間取引報告書「XMLで保存」ボタンよりダウンロードをしてXMLファイルを入手したのである。SBI証券からも同様にXMLファイルを入手したのである。次の準備作業は、配当控除が使えないJリート等の金融商品の分配金の総額を集計しておく必要があるのである。
準備できたら、「令和5年分の確定申告書等作成コーナー」で、令和4年の「DATAファイル」を利用して、令和5年度の確定申告書作成開始なのである。ご主人は、特定口座(源泉徴収あり)のうち申告する株式等の売却等、配当等・利子等がある方に該当するので、「収入金額・所得金額の入力」画面で、「特定口座年間取引報告書」の内容を入力するのである。ここで、証券会社から交付された「XMLファイル」形式の「特定口座年間取引報告書」を読み込むのである。特定口座(源泉徴収あり)の場合、配当と株式譲渡益を確定申告するかしないか選択することができるのである。どのように選択するのかは、配当額、株式譲渡益だけでなく、他の所得額、所得控除額、配当控除額を考慮するだけでなく、複数の証券会社に口座を持っている場合、証券会社毎に選択できるので、もっともお得な申告パターンを自力で見つけるのである。ということで、ご主人は、今回は日本株のみを集めている楽天証券の配当と株式譲渡益を申告したのである。
データの読込が完了後、「配当控除の入力」の画面で、投資法人の投資口の分配金額をa欄に入力するのである。投資法人とは配当控除が使えないJリート等の金融商品なので、Jリート等の分配金総額をA欄に入力後、画面下方にある「計算」をクリックすれば、自動的に配当控除額が計算されるのである。
次は、その他の収入の入力、社会保険料などの所得控除の入力、税額控除・その他の項目の入力を順次進めていけば、還付される金額が表示されるのである。後は順に画面を進め、還付金の「受取方法の選択」、「住所・氏名等の入力」、「マイナンバーの入力」が終わると、確定申告書(提出用・控え)の印刷画面になり、それぞれを印刷して完了なのである。最後に、データをダウンロードし、ダウンロードされた「DATAファイル」を保存し、翌年の確定申告に再利用するのである。
そして、2月2日、ご主人は、待ち時間を含めても10分程度で確定申告書の提出が完了し、後は還付金53万円の振込を待つだけなのである。因みに、奥様の還付金は11万円の見込みなのである。
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