2月9日、モスフードサービス(8153)から、2024年3月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上高705億50百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益35億38百万円(同282.1%増)、経常利益38億25百万円(同227.4%増)、純利益31億4百万円(同240.6%増)、1株当たり利益100.65円(前年同期29.55円)と、増収・大増益なのである。好業績の要因は、海外事業、その他飲食事業は低調であるものの、国内のモスバーガー事業の客単価の上昇、投資有価証券売却益などが挙げられるのである。
このような好業績を受け、モスフードサービスは2024年3月期通期業績予想を上昇修正したのである。売上高900億円⇒920億円(前期比8.2%増)、営業利益27億円⇒37億円(同91倍)、経常利益28億円⇒39億円(前期比995.2%増)、純利益14億円⇒24億円(前期純損失3億円)、1株当たり利益45.40円⇒、77.81円(前期-10.31円)ろ、いずれも上方修正されたが、配当予想28円の修正はなかったのである。上方修正の理由について、モスフードサービスは、「売上高については、お客様のニーズに合わせた商品、マーケティング展開に加え、お客様との接点を強化するため、地域に密着した店舗運営を推進した結果、当初予想を上回る見込みとなりました。 利益におきましても、粗利の改善、販管費の抑制を徹底した結果、営業利益、経常利益は前回発表予想を上回る見込みです。また、第4四半期に海外子会社店舗の減損損失の計上を見込んでおります。一方で、第3四半期において、特別利益として投資有価証券売却益を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても前回予測を上回る見込みのため、通期業績予想を修正いたしました。」 と説明しているのである。