4月9日、U-NEXT HD(9418)から、絶好調な2024年8月期第2四半期決算短信、通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである。売上高152,249百万円(前年同期比13.8%増)、営業利益15,813百万円(同65.7%増)、経常利益15,323百万円(同69.3%増)、純利益8,727百万円(同76.0%増)、1株当たり利益145.17円(前年同期82.64円)と、増収・大増益なのである。大増益の要因は、5つの主要事業(コンテンツ配信事業、店舗サービス事業、通信事業、業務用システム事業、エネルギー事業)いずれも増益となっており、コンテンツ配信事業はU-NEXTの課金ユーザーが増加し売上高が36%増、営業利益32%増となったこと、エネルギー事業は売電単価の下落で売上高は18%減少したものの、顧客の増加で営業利益が227%増となったことなどが貢献しているのである。
このような好業績を背景に、同日、2024年8月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである。通期業績予想は、売上高3,000億円⇒3,160億円(前期比14.3%増)、営業利益240億円⇒285億円(同32.2%増)、経常利益233億円⇒275億円(同34.9%増)、純利益121億円⇒147億円(同34.1%増)、1株当たり利益201.34円⇒244.50円(前期183.16円)と、いずれも上方修正されたのである。これに伴い中間配当は従来予想12.50円から16円に増配となり、期末配当予想は12.50円から16円に上方修正され、通期配当予想は32円(前期21.50円)、配当性向13.1%(前期11.7%)となるのである。
因みに、U-NEXT HDの株価は、2024年に入り、1月5日に4,055円と上場来最高値更新した以降、1月12日4,385円、15日4,565円、16日4,615円、2月27日4,655円、3月1日4,675円、2日4,690円、3月8日4,810円、12日4,845円、13日4,900円、18日5,130円、19日5,210円、25日5,250円、29日5,320円と、好業績を予想したように頻繁に上場来最高値更新してきていたところ、翌10日のU-NEXT HDの株価は、材料出尽くしということか、一時前日比250円安(-4.88%)の4,870円と下落したのである。