片や、SBI損保の継続契約の特典は、抽選で千疋屋のお菓子とすかいらーくの食事券のプレゼントだがこれは確率が低いので、実質的には3年目以降の契約者はロードサービスがプレミアムサービスを利用できる点だけになりそうである。プレミアムとは、無料レッカー移動が50㎞から150㎞、現場復旧可能な作業の対応時間が30分から時間制限無しへ、レンタカーの利用が24時間以内から48時間以内に、搭乗者宿泊費用が1泊までから2泊までなどより手厚いサービスが提供されるそうである。
此方、チューリッヒは、新規契約特典はハーゲンダッツミニカップ3個のプレゼントである。
両者を公平に比較するため、保障内容(どの社も自動付帯しているものは省略)を、対人・対物賠償無制限、人身傷害保険(被保険車搭乗中以外も保障)5,000万円、車両保険無し、個人賠償責任補償特約1億円、ロードサービスと同内容とし、走行距離条件は15,000㎞以下、運転手の範囲は本人・配偶者限定とした保険料は、SBI損保27,590円、チューリッヒは27,130円、その差460円、ほぼ互角である。唯一差が出たのがロードサービスの以下のような点である。
無料レッカー移動(提携工場以外) 150㎞以下 100㎞以下
現場対応可能時間 無制限 30分
ガソリン補給 10ℓ無料 無料補給無し
レンタカー費用 48時間無料 24時間無料
宿泊費 2泊(15,000円/泊) ビジネスホテル1泊
差はあるものの、ご主人は、これまでロードサービスを使うような事故、トラブルに遭遇したことがないこと、最近は遠出といってもせいぜい150㎞なので、SBI損保ほど手厚い保障が必要かは疑問である。
なお、最近自転車保険を義務づける都道府県が増えてきているが、自転車保険の特約を付帯するよりは、様々な事故、過失に対応する個人賠償責任補償特約で十分なのである。
ということで、自動車保険の一括見積依頼は同じ保障内容の保険料を簡単に比較することができ便利であるが、付帯している特約、ロードサービスの内容に細かな差があるので、これらの点を確認して上で、保険料が一番安い保険会社を選択すれば十分である。あまり事細かに多数の保険会社を調べるのも時間と労力の無駄である。ご主人の場合は、SBI損保とチューリッヒを比較検討した結果、ロードサービスの充実という安心材料で、SBI損保の継続。
トロには自動車保険はよく分からないが、ご主人の無事故が一番重要なのだ!