福利厚生代行サービスのベネフィット・ワン(証券コード2412)の株価が、7月30日のザラ場で3,640円と上場来過去最高値を更新、翌取引日の8月2日のザラ場で3,675円、翌々日の3日のザラ場で3,810円と、3日連続上場来最高値を更新したのである。
上場来最高値の背景には、7月29日、ベネフィット・ワンから、大幅増益の2022年3月期第1四半期決算短信の発表があるのである。売上高は84億円(前年同期比2.8%増)、営業利益は28億円(同31.4%増)、経常利益は28億円(同32.1%増)、純利益は20億円(同37.8%増)なのである。しかも、第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」等を適用しているため、ベネフィット・ワンは「同基準等適用による上記業績への影響として、売上高が1,654百万円、売上原価が1,635百万円それぞれ減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益がそれぞれ19百万円減少しております。」と説明しているので、前期と同じ会計基準であれば、さらなる増収・増益ということになるのである。