10月7日、フジ(8278)から、2025年2月期第2四半期決算短信が発表されたのである。営業収益4,016億円(前年同期比0.7%増)、営業利益5,168百万円(同14.6%減)、経常利益6,076百万円(同12.7%減)、純利益2,525百万円(同37.7%減)、1株当たり利益29.12円(前年同期46.76円)、中間配当15円(同15円)と、増収・減益となっているのである。営業収益は過去最高を更新したものの、人材投資としての大幅な賃上げ、既存店の刷新への積極的な投資、本社移転費用など、販管費の増加により、営業利益以下は大きな減益となったのである。
2025年2月期通期業績予想の修正はなく、営業収益8,100億円(前期比1.1%増)、営業利益155億円(同2.6%増)、経常利益177億円(同1.9%増)、純利益80億円(同7.6%増)、1株当たり利益92.29円、配当30円(前期30円)、配当性向32.5%が見込まれているのである。
因みに、翌8日、フジの株価は、一時60円高(+2.92%)の2,112円をつけたが、終値は前日比25円高(+1.22%)の2,077円と小動きだったのである。市場は賃上げ、既存店のリニューアル投資などの評価に少々迷っているのかもしれないのである。