ご主人の自動車、プリウスは、2011年3月1日に登録(納車)されてから今日でちょうど10年経過したのである。人間で言えば、2011年3月1日が生年月日、そして今日が10歳の誕生日なのである。
2011年3月1日は、東日本大震災(3月11日)の10日前だったため、予定どおり納車されたのであるが、東日本大震災以降に納車予定の自動車は、物流の寸断、部品の不足などで、日本中で数ヶ月納車が遅れるというアクシデントに見舞われたのであるから、ご主人はある意味ラッキーだったのである。この他にも、ご主人は2001年の米国同時多発テロ9.11の際も、その前日(9月10日)にロサンゼルス国際空港を出発し無事帰国したのである。もし11日の出発であれば米国上空飛行禁止命令のため、少なくとも1週間は帰国できない不運に見舞われるところであったのである。
プリウスの10年間は、走行距離136,082㎞、燃費は正確ではないが平均24㎞/ℓ以上、ガソリンは平均125円/ℓ程度であると思うので、消費したガソリンは136,082㎞÷24㎞/ℓ=5,670ℓ、ガソリン代は5,670ℓ×125円/ℓ=708,750円となるのである。
プリウスはハイブリッド専用車なのでガソリン車と直接比較ができないが、プリウスと同じ1.8ℓエンジン+モーターであるハイブリッド車と1.8ℓのガソリン車を併売している、カローラ、カローラツーリングの同一グレードで比較すると、ハイブリッド車の燃費はガソリン車の2倍程度となるので、プリウスはこの10年間で70万円程度節約したと推測できるのである。同様に価格(メーカー希望小売価格)で比較すると、ハイブリッド車はガソリン車よりも40万円程度は高いが、ガソリン代の節約で十分カバーできているのである。
この他にも、ご主人の購入当時、自動車税、自動車重量税、自動車取得税の優遇措置があったほか、メンテナンス面では、回生ブレーキのおかげでブレーキバッドの摩耗が激減し未だ交換していないという節約もあるのである。
結論、ハイブリッド車は走行距離が長い人に、そして二酸化炭素排出量を半減できるので環境負荷の面でもメリットがあるのである。