8月5日、日経平均株価は前週末終値から4,451円安(-12.4%)と史上第1位の大暴落を記録し、7月末の日経平均株価(39,101.82円)からみれば7,643円安(-19.55%)、TOPIXでみれば-20.30%と、僅か3日で約20%の大暴落なのである。ご主人のポートフォリオは、7月末から見れば15.15%の下落に止まったのは、Jリートが5%~8%の下落に止まったことが貢献しているのである。
大暴落の直接的な原因は、現物保有者、信用買いの投資家による狼狽売りにより株価が下落、これによりさらなる狼狽売りを誘引し、大暴落へと負のスパイラルが発生したのである。ここまで、暴落となった背景としては、生成AI・半導体への過度の期待と積み上がった投資があり、そこに、米景気の下振れ懸念(新規雇用者数が市場予想を下回った)や一部ハイテク企業の決算が振るわなかったこと、金利が低下し始めているところに、日銀が0.25%の金利引上げを実施したことから、日米の金利差が縮まり急激に円高に振れたことなのである。
今年の株価上昇は、アメリカの生成AI・半導体ブームに便乗する形で日本の半導体関連が大きく上昇、また円安により輸出関連企業の株価が上昇、そしてその他の企業の株価も釣られて上昇したという図式なのである。ご主人は、以前から今年の日本の株価急上昇は、金融緩和・円安に生成AI・半導体ブームが重なったのが大きな要因とみているので、日本の本当の実力による妥当な株価でなく、割高と判断していたのであるが、結局今回の大暴落で、株価もドル円相場も年初の水準に戻ったのである。ということで、今回の大暴落で、多数の人が株式、FXで大きな損失を出した人がいると推測されることから、ご主人は、今後株価が急速に回復するとは思われず、暫くは為替相場ともども乱高下するボックス相場が続くと予想しているのである。
因みに、今回の大暴落のなかで、ご主人はFPG、レーサム、ビーウィズ、エスケーエレクトロニクスを、合計250万円ほど購入したのである。勿論、全て底値で買えたわけではないし、今後2番底が来る可能性もあるが、長い目で見れば割安な時に購入したという評価は揺るがないのである。