10月29日、FPG(7148)からコロナ禍からの回復が鈍い2021年9月期決算短信が発表されたのである。売上高149億円(前年度比17.4%増)、営業利益52億円(前年度比178.5%増)、経常利益51億円(前年度比199.4%増)、純利益は29億円(前年度比159.4%増)、配当18.5円(11.5円)と、増収・増益・増配にはなったものの、コロナ禍前の2019年9月期と比較すれば、売上高は56.1%、純利益は29.4%とコロナ禍前には遠く及ばないのである。その要因は、主力のリースファンド事業、特に航空機リースが、世界的なコロナ禍により、回復が鈍いためなのである。
2022年9月期業績予想は、売上高410億円、営業利益54億円、経常利益56億円、純利益37億円なのであるが、2022年9月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用した後の金額のため、単純には比較できないのであるが、純利益は37億円(2021年9月期29億円)と着実増加する見込みなのである。また、2022年9月期の配当予想は、配当性向50%目安ということで、22円(配当性向50.8%)と3.5円増配予想なのである。